トップページ > 年収と自己投資 > 人的資本
経済学用語には「人的資本」という言葉があります。これは個人の経済価値を
株価のように考えて、その人材には現在価値としていくらの値段をつけられるか
というひとつの考え方です。
その人材にはいくらの値が付けられるかというのはとどのつまり、「いくらの
年収の価値がある人材か」という意味でもあります。
会社から与えられる仕事や課題に一生懸命取り組むのは給料をもらっている
以上あたりまえであり、人的資本を高めるためにはそれに加えて、自己研鑽の
努力が必要になります。
つまり、仕事の合間や休みの日にどれだけ自分を高める努力(=自己投資)を
行っているか否かが30代、40代になるころに大きな年収の差としてあらわれて
くるというわけです。
他人と同じ事をしていては凡人にしかなれないといわれますが、他人が遊んで
いたり、寝ている間にどれだけ自分を磨く努力をするかが高い年収を得るため
には必要だということです。
有名な経済学者であるピーター・ドラッガーは2025年までに知識社会が到来
するといいましたが、この言葉に関して多くの識者は「教育に対する投資の差
による格差社会、階級差のことだろうと考えています。
これは、より多く、良質な教育を受けたものが高い年収を得ることができ、その
子供もまた高い教育を受けさせることができるので、教育にお金をかけられない
人たちとの間に明確な格差、階層ができるだろうということです。
日本においては、東大合格者の親の平均年収が1000万前後らしいのですが
これも到来しつつある知識社会の一端といえるかもしれませんね。
高い年収を得るには、人的資本、市場における自分の価値をあげるためには
勉強することが欠かせないため、色々とお金がかかるものです。
あるデータによると、自分の働く業界に関する本を読んだり、色々なビジネス
セミナーに参加するなどの自己投資に月に1万円を超える額を使っていると
いう人はほとんどいないんだそうです。
それ対して、月収の10%を目安に必ず自己投資のために身銭を切って勉強
しているという人もいるわけです。
特に20代という吸収力がいいときに給料の少ないなかからどれだけ自己
研鑽にお金を投じることができるかが30代、40代のキャリアに影響してくる
のは間違いないでしょう。
転職を迷う人が抱えている一番の問題は「自分の市場価値に自信がないこと」
なんだそうです。
会社や上司に与えられる仕事をこなしているだけでは市場価値の高いスキルを
身に付けることはできません。自分の仕事のスキルや稼ぐ能力(=人的資本)を
高めるために自己投資ができるかできないかがターニングポイントになります。
具体的には外国語や資格、セミナーや大学院に通うということが若いうちから
できる自己投資としては最適です。
会社に頼るのではなく、自分の足で立ってやっていけるだけの力がこれからは
必要とされているので、自分の人材としての価値を高め、能力とチャンスを得る
べく自己投資することを今日からでも初めてみるべきでしょう。